桜桃〜サクランボ〜ってどんな果実?
花を観賞するサクラに対して、サクランボは実サクラとも呼ばれます。
サクランボは林檎よりは寒さに弱いのですが、暖地よりも寒冷地に向いています。
梅雨の時期にちょうど結実時期がかさなるので雨よけは必須です。
一般にサクランボと呼び親しまれているオウトウ(桜桃)は、東アジア、ヨーロッパの原産。
普通、生食されているのはヨーロッパで改良された甘果オウトウという種類で
「佐藤錦・ナポレオン・高砂」などです。甘くておいしいのですが、自分の花粉では実を結ばない性質(自家不結実性)があり、他品種を近くに植えてやりますが、他品種同士でも実がならない組み合わせがあるので注意が必要です。
というようなこともあり、当社では、
家庭では、1本で実を結び、木が大きくならない中国オウトウ(「暖地サクランボ」など)
の方が育てやすいので、暖地サクランボのみ取り扱っています。
サクランボは大木性なので家庭栽培では適切な剪定をして、なるべく小柄に育てることが
ポイントです。加湿に弱く、水を与えすぎると根が腐ります。
ただ、夏の暑さにも弱いので夏は水不足に気をつけなければなりません。