
サンショが色づいてきました。
種を採取とサンショの粉づくりのために晴れ間をぬって収穫をしました。
朝倉山椒は一粒一粒がとっても立派な実を付けてくれます。
「ぶどう山椒」という品種の山椒もあるようですが当農園では朝倉山椒推奨です。
一つ二つはじけた時点で収穫して、このあと1週間ほど陰干しして「種と軸、殻」を分けます。
種は、台木づくり用の種として、軸は捨て、殻は粉山椒用に保管します。
老眼鏡かけて…選別がんばります!最近は近くが見えにくくなってきました…
山椒〜サンショ〜ってどんな果実?
サンショウはミカン科サンショウ属の落葉低木です。 雌雄異株です。
原産は東アジア、日本と言われ、中国、朝鮮にも分布しています。
わが国では北海道南部以南の山野にイヌサンショウと呼ばれるトゲのある(有刺種)が広く自生しています。
トゲのない(無刺種)の朝倉山椒の青芽種の雌株が実採り用に、
トゲのある在来種等の雄株が
花サンショ用や葉採り用に使われます。
*朝倉山椒(アサクラサンショウ):兵庫県養父郡八鹿町朝倉原産とされるに因む
〜実りの楽しみ〜隅田農園で取り扱っている品種
山椒の実をとるといえば、
「朝倉山椒」です。
実が大きい品種です。勿論新芽も楽しめます。
園芸店で「山椒」として売られているのは、多くの場合挿し木苗です。
これは特に品種が書かれていなければ、大きな実が付くかどうかはわかりません。
お料理の添えやタケノコ料理の和え物用として葉が使えるものです。
当農園の朝倉山椒は大きな実が収穫できます。
葉も、春先の若い柔らかな新芽は木の芽和えや添え物として使えます。
減農薬栽培のこだわり
当農園の山椒栽培エリアは2011年以来、完全無農薬で育てています。
そのため、チョウチョの青虫による食害等の跡の被害にあっているものもあります。
多少見栄えは悪いですが、生育に問題ないもののみを販売しています。贈答品には向きません。
ご自宅用にて自産自消をされる方につきましては安心して結実した実を召し上がっていただけます。
逆に、揚羽蝶(アゲハチョウ)の愛好家の方にはその幼虫のエサとして無農薬栽培の山椒の葉は大変喜んでいただいております。