お問い合わせで一番多いのは、『この苗木を植えたら何年で実が付きますか?』
『来年実が付きますか?』というお問い合わせです。
*接木した1〜2年生苗を植え付け後(接木でないものは幼苗を植え付け後)*常緑樹は新苗として2年生苗が入荷することが多い
実績のある品種なし
実績のある品種なし
果樹を育てようとすると、いつごろ実を収穫できるのかが気になります。
実際は植え付け場所の環境や育成の仕方に左右されるところが大きいのですが、
ごくごく一般的にご理解いただくため、当農園での実績(新苗を植え付けてから結実するまで)をまとめてみました。
上記は新苗を植え付けてから初めて実を付けるまでに要する年数の目安です。
”桃栗3年 柿8年 ユズの大馬鹿18年”という言葉を聞かれたことがあるでしょうか?
これは、昔から言い伝えられている言葉です。
昔から伝わっている言葉なので、種から育てた苗木が何年で実をつけるかについて言われているのではないかと思われます。
今は、昔と違って、桃も栗も柿もユズも接ぎ木苗が主流です。
接ぎ木ではない、種から育てた苗木なら”桃栗3年 柿8年 ユズの大馬鹿18年”の言葉はその通りと思います。
接ぎ木苗は種から育てた苗よりも早くに結実します。
桃、栗は接ぎ木ですと早いと2年目から1個くらいは結実し、3年目からは本格的に結実するのでだいたいあっています。
柿は接ぎ木ですと早いと3年で結実します。柚子も早くて3〜4年目くらいから結実をします。
が、柚子は条件によっては10年くらいかかる場合もあります。
ということで現代版ですと”桃栗2年 柿3年 ユズ3年〜10年”というようなところでしょう。
現在では、接ぎ木苗で生産しているほとんどの果樹苗は順調にいけば、植え付け後3年くらいで結実をします。
挿し木苗や実生苗はプラス1〜2年かかります。
鉢に植え根を制限し ますと、早めに実がつく傾向があります。
当店販売の大苗で、3年以上経過している苗木は植え付け後1年から3年くらいで結実する可能性が大変高い苗です。
また当店で販売している”実付き実績苗”は当店で一度は結実したことのある苗木です。
実付実績苗は既に花をつけたことがあり、結実する力を持った苗木ですから早くに結実する可能性はさらに高くなります。
しかしながら、当店で実をならせておりましても、お客様のお宅で植え付け後、
環境が変わると実をつけなくなってしまったりすることが多々あります。
環境や育て方(特に剪定、肥料のやり方)が花や実をつけるかどうかに影響します。
一番多い失敗は、肥料の入れすぎで枝葉ばかり茂ってしまい、花が咲かなくなることです。
大事に育てたいばかりに、苗木がかわいく、肥料をいっぱいあげる方がいらっしゃいます。
そうしますと、果樹はぬくぬくと枝葉ばかり茂って、実を付けようとしません。
(=子孫を残そうとしないのです)
当店で数年育ててその後根を切って移植すると、花をつける可能性が大変高くなることは確かです。
また当店では配送の関係もあり肥料は控えめに育てているため、当店では花のつく可能性が高いのです。
もう一点お伝えしたいのは、柿、ナッツ類などは、ごぼうのような根っこを伸ばします。
これらの苗木も、移植に適した時期に根を切りますが、
やはり太い根を切るということは人間でいいますと手術をするのと同じことですから、
体力が弱る(木が一旦弱る)場合があります。
このようなごぼうのような種類の果樹は植え替え後、(ご購入後)数年は結実は難しいと考えてください。
みなさん、おたずねくださるのですが、私はいつも
「環境や育て方により、一概には言えないのです。」
とお答えしています。
とにかくなんとも言えないのです。本当に皆さまの条件が様々で・・・
上記は、当店の取り扱い品種の新苗を植えてから結実までの年数の目安を表にしたものです。
あくまでも参考までにみてください。
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