当店では、取り扱い苗木のほとんどが地掘りの大苗となります。
お届けする根鉢付き大苗に巻いてある麻布ははずさずにそのまま植え付けます。
発送の際には根鉢は充分に湿らせてはおりますが、
輸送に時間がかかったりしますと乾燥する場合もございます。
なるべく早く梱包をほどいて頂き、根っこが乾燥していないかご確認下さい。
ふるい(裸苗)大苗には土(根鉢)がついておりません。
より乾燥を嫌いますので、すぐに植え付けられない場合は植木鉢などに仮いけしてください。
冷暗所であれば3日程度はそのままの状態で置いておいても問題はありません。
直射日光が当たる場所に置かれますと、
根っこが蒸れたり乾燥したりしますので、ご注意下さい。
梱包をほどき、根っこをほどよく湿らせて下さい。
そしてまた送られて来た状態にして頂ければ、大丈夫です。(保管は冷暗所(日陰)に)
「仮いけ」(仮に植えておく)をして下さい。
本植えの畑がまだ造成中であったり、何らかの事情でまだ植え場所の準備が
出来ない場合は、長時間ビニールでくるんだままにしておくには無理があります。
仮置きの鉢は、根鉢がすっぽり入る大きさ、ふるいの場合は苗の根っこを広げて入る大きさの鉢にお願いします。
直径30cmくらい深さ30くらいあればよいのではないでしょうか。
鉢底からきちんと水が流れるように、穴がしっかりとある鉢にしてください。
最近は飾りのような小さな穴しかない鉢もありますので。
水はけのよい土ならなんでもかまわないです。
また、有機質も混ぜてもらっても構いません。
肥料分は入れないで下さい。(化学肥料や鶏糞油かすなど)
その鉢に植え付けて水やりをした場合、するっと水が鉢の底から出てくるのが
理想です。土の上部にたまるようでは根腐れします。
本植えを地面に植つけえられる場合は、根鉢に巻いてある麻布は外さず、
ふるいの場合は根は切らずにそのまま鉢に仮いけして下さい。
ふるいの場合は根っこを広げて、乾いた土をほぐしながら根っこに密着するように土を入れて
植え付けて下さい。
根鉢付き、ふるい共にくれぐれも接ぎ木部分より上には土をかぶせないで下さい。
これは本番と同じです。
落葉樹の棒苗の場合、仮いけの段階で苗を切っておいても支障はありません。
苗を切る高さは、好みですが(その切った位置から枝分かれが始まるということになります)
接ぎ木の位置から60〜70cmが適当かと思います。
水やりは鉢底から流れ出るくらいたっぷりとやって下さい。
乾燥に弱いのですが、あまりやりすぎても根腐れしますので
適度な水分量を考えてやってください。
寒い地方の方は、カンカンに凍るところは避けてもらいたいです。
かといって、暖房の効いているところはまずいと思います。
屋根のあるガレージのところや軒下などが適当です。
直射日光が当たりすぎると、乾燥しやすいので水やりが大変ですが、
特に日陰に置かなければならないこともないです。
大きめの穴を掘ります。
ふるい苗は、5本くらいまでならひとくくりにします。
(根っこの部分の高さをどの苗も一緒にしておいて下さい)
根鉢付き大苗は地面に仮いけすることは基本的にありません。
本植え場所の事情で仮いけする場合は本植えと同様の手順で行ってください。
接ぎ木部分に土が被さらないように、根っこの間にはきちんと土が入り、根っこに土がかぶさるように。
また、根っこと根っこの間に空間が空きますと、その部分にカビが生えたり
病気になったりしますので、
根っこと土が密着するように丁寧に土入れをします。
こちらも鉢植え同様、丁寧に水やりをします。
特に本数を多く束ねた場合は、中心部に水が行き渡らないことが多いので注意して下さい。
日のよく当たる場所なら、株元に敷きワラや乾燥よけに
バークなどをかぶせてもらいますと尚良いです。
新芽が出てしまうと根っこを触るのは危険です。
落葉樹は、新芽が出るまでに本植えをしましょう。
地方にもよりますが、こちら京都亀岡でしたら3月中旬〜下旬が限度となります。
ただ、近年暖冬傾向のため、徐々に苗を送ることができる時期は早めになっております。
常緑樹の本植えは4月に入ってからでも大丈夫です。
地中ポットで育てております苗木は、落葉期または休眠期以外の時期に地中ポットを外しますと
新芽がしおれてしまう可能性があります。
大事を取って、休眠期(落葉期)になるまでは地中ポットから外さず地面に埋めて育てることをおすすめします。
秋になり涼しくなったら、地中ポットから取り出し、本植えをしてください。
植木の扱いに慣れておられる方、又は梅雨時期はこの限りではありません。
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