不完全甘柿
不完全甘柿について
不完全甘柿は、種の有無・多少により成熟時に渋が残ることがあるので「不完全」といいます。
もともと柿は渋が基本です。
何かの突然変異で甘柿ができました。
甘柿は基本的に一代雑種で、接ぎ木で殖やすのが基本です。
いわゆるクローンです。
平核無など種のない柿はクローン技術(接ぎ木)で繁殖させるのです。
果物の性質を固定させるのにクローン技術(接ぎ木)は欠かせません。
渋の元はシブオールと物質で水溶性です。種が多いとシブオールが集積しゴマの姿になり不溶性になります。不溶性になったシブオールは唾液で溶けないので渋さを感じないということになります。
なぜ種が多いとゴマになるかは、ホルモンの加減だと推察しています。
果肉に褐斑がないのが”完全甘柿” 果肉に褐斑があるのが”不完全甘柿”です。たねが入ると果肉にゴマができて甘くなります(たねがなかったり少ないと渋味が残ります)
不完全甘柿の特徴
取扱 | 品種 | 成熟期 | 受粉樹 | 特徴 |
○ | 禅寺丸 | 11月上旬〜中旬 | 受粉樹に最適 | 関東地方で古くから栽培されている品種。実は小さめでゴマも残りますが、甘味は最高! |
○ | 久保 | | | 久保は京都の地方品種、果肉にごまが入る甘柿。樹勢も強く育てやすい品種 |
○ | 筆柿 | 9月中旬〜10月中旬 | 受粉樹に向く | 小振りなとっても濃厚な味が特徴のごま入りの柿。甘柿と渋柿の両方が実ります |
△ | 西村早生 | 9月下旬〜10月上旬 | あるほうがよい、受粉樹に向く | 極早生のしゃきしゃきっとした食感の柿。雄花も付きますので受粉樹にも最適 |
△ | 甘百目 | 10月下旬〜11月上旬 | あるほうがよい | 実は円錐形。見かけはあまりよくありませんがとっても甘いです。歯ごたえがある柿です。 |
△残少 | 黒柿 | 10月上旬〜中旬 | | 手軽に栽培できて、「苦労が実る」とのことから人気があります。希少品種! |
× | 水島 | 10月中旬〜11月下旬 | あるほうがよい | 富山県の旧新湊市が原産の甘柿。寒い地方でも甘い柿が実るごま入りの甘〜い柿 |
※取り扱いについて[◎:豊富、○:取り扱いあり、△:在庫のみで取り扱い終了、×:取り扱いなし]
※成熟期は当農園の京都を基準として表示しています
開花状況
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